地域から流れ出るお金ってどのくらい?
10/29(土)に行う奄美CSAプロジェクトのワーキングを
南海日日新聞に告知していただきました!
興味のある方はぜひ足をお運びくださいね!
皆さんは自分の住む地域からどのくらいのお金が入ってきて、出ていっているのか知っていますか?
自分の地域に残るお金が多いほど、自立している。
外に出るほど、地域外に依存している。
そんなお話です。
ではでは私が住む瀬戸内町は?
なんと、
『158億円』
ものお金が地域外に出ていっています。
急にすべてを地域でと言うわけにはいきませんが、
もし地域内でお金が循環すれば、
一人当たり年間250万円での雇用とした場合。
6000人以上の人の仕事が創出できます。
このお金の地域内循環の考えを地域の人たちで根付かせることはとても大切ではないかと思っています。
今まで
『消費』
というお金の使い方を、
まずは少しでもいいから、
地元の人が自分の地域に、自分達の仲間に
『投資』
という形でお金を支援する!
そしたら、
ありがとう
という感謝の言葉が仲間から戻ってくるかもしれませんよ~(^^)
ぜひ奄美の皆さん、一緒に地域を元気にしましょう!!
10/29(土)のワーキングに参加したいただける方は、
瀬戸内町地域おこし協力隊 泰山(TEL080-8368-5976)まで連絡お願いいたします!!
藻谷浩介さん『奄美を元気にする方法』講演と奄美大島CSAプロジェクト
10月29日(土)のCSAプロジェクトのワーキングが近づいてまいりました!
そんな中、昨日は有名な『里山資本主義』の著者である藻谷浩介さんの講演会に行ってきました。
藻谷さんが考える「奄美を元気にする方法」の講演会が、
このCSAの考え方、取り組みそのものと感じましたのでシェアさせて頂きます。
藻谷さんが最初に参加者に聞いた問いが、
「地域活性化って何ですか?」
でした。
そのクイズでは、
①「交通を便利にする?」
②「工場や職場を増やすこと?」
③「景気を良くすること?」
④「①~③の回答にはない!」
という選択クイズでした。
皆様はどう思いますか?
答えは、
④でした。
その内容がこの写真に書いています。
↓ ↓
そして各地域では、高齢者が増え、働き世代が流出していることが課題となっています。
奄美大島もその課題を抱えています。
そんな課題を解決するために、
藻谷さんからの提案・・・
『地域外に出て行くお金を減らそう』
という提案でした。
この写真を書き出しすと、
奄美大島の住民1人が年間に消費する額を150万とすると、
その1%の1.5万円を奄美産の消費に回すことができれば
約10億円ものお金が奄美内で回るそうです。
これは給与+福利厚生が1人当たり250万と換算すると、
400人の奄美内の雇用を創出が出来る試算となります。
更に、
地域の生産者と地域商業者が生き残る道は、
「地消地産」:地元で消費するものは極力地元産に。
という考え方を奄美の人たちが行動に移すこと。
どうでしょうか?
まさにCSA(地域支援型農業)の取り組みではないでしょうか??
作り手と食べ手の人たちが一緒になり、
奄美の食と農を豊かにしませんか?
奄美に元気を!
このCSAの取組をまだ知らないという方は、下記URLより、CSAの取り組みをご確認いただけると幸いです。
http://amamicsa.hatenablog.com/entry/2016/08/30/213232
そしてこの地域支援型農業のワーキングの時間場所が決定しましたので
ご報告させて頂きます!!
作り手ではないけど、という人もたくさんいますので、
ぜひ足をお運びください。
日 時 : 平成28年10月29日(土)
農協会館(A-coopせとうち2F) : 集合14時50分
午後15時~午後17時10分(終了予定)
参加費 : 無料
参加対象 : 誰でもご参加できます!(こちらに参加表明お願いします)
※終了後懇親会も行う予定ですので、そちらもご都合合えばご参加くださいね。
みんなで奄美のことを考えて、みんなでアクションしていきませんか?
\お仲間募集中です!/
お問い合わせはお気軽に!
奄美大島CSAプロジェクト
amami.csa@gmail.com
よろしくお願いします!!
北海道で見てきたこと④
さて、タイミング良く、
滞在中には札幌大通り公園で
さっぽろオータムフェストが開催してました。
北海道、でっかいどう!
なんて、よく言いますが、
ものすごい数の出店数で、全部は歩ききれませんでした(°_°)
各地域や飲食店がそれぞれの名物を持ちより出店するのですが、海の幸から大地の恵みまで、本当に様々なものが食べられるのにびっくり。
地ビールも何種類もありました。
地域ごとのビールを飲み比べる楽しさ、なんていうのもオツですね。
町単位での出店も。
奄美市では各集落1ブランドなんて掲げていたような気がしましたが、
それこそ、北海道には町それぞれの名物があるんですね〜。
ゆるキャラが何匹(?)も、一生懸命売り子さんしてました。
この、ビール飲み比べ4種セット。
すべて北海道の名産品…
底力を見せつけられます。
やはり一次産業が盛んな北海道だからこそ、
こうしたカルチャーに結びつくんだなぁと実感しました。
すごい数の来場者…
とにかく、食べて飲んで、楽しいことがみんな大好きですよね〜。
収穫を祝うようなイベント。
こういうこともいつか出来たら楽しいだろうなぁなんて夢を膨らませました。
北海道で見てきたこと③
メノビレッジ長沼さんでの視察にて。
ゆっくり更新ですが、続きを書きます。
自分たちで生産し、加工する
大量のトマトソースを目撃。
大きな鍋でトマトをコトコト煮込んでおりました。
こうして、製品も自分たちで手作りしているんですね!
(この写真はお昼ゴハンをつくっているところですね!)
こちらは製粉機!
小麦を粉にして、
小麦粉、パンケーキミックスにしたり、
工房でパンを作ったりしているそうです。
(パンはCSAの会員さんからの受注を受けてからの生産なので、ロスが出ない仕組みになっているんだそうです。)
印象的だったのはお蕎麦のお話。
こちらも、蕎麦の実を収穫して、加工をしてもらえるところにお願いしてから、販売、すると
ただ出荷すると一俵あたり数万の取引になるところが
加工費を差っ引いてもしっかりとした利益を生むことができます。
(かなりしっかりとした利益!)
(詳しい数字は今度直接聞いてみましょう!)
\お仲間募集中です!/
お問い合わせはお気軽に!
奄美大島CSAプロジェクト
amani.csa@gmail.com
北海道で見てきたこと②
唐突ですが、
『石のスープ』というお話はご存知でしょうか??
メノビレッジ長沼さんでの打ち合わせの中で、
レイモンドさんと明子さんから、
石のスープのお話を聞かせてもらいました。
石のスープ(ポルトガル語: Sopa de pedra)は、
ポルトガルに伝わる民話。
そしてそのエピソードから、協力を集めるための呼び水の比喩にも使われる。
飢えた旅人(修道士とも)が集落にたどり着き、民家に食事を求めて立ち寄ったが、食べさせるものはないと断られてしまった。
一計を案じた旅人は、路傍の石を拾うともう一度民家にかけ合った。
「煮るとスープができる不思議な石を持っているのです。鍋と水だけでも貸してください」
興味を持った家人は旅人を招き入れた。
旅人は石を煮始めると「この石はもう古くなっているので濃いスープになりません。塩を加えるとよりおいしくなるのですが」と説明した。
家人は塩を持ってくる。
旅人は同じようにして、小麦と野菜と肉を持ってこさせた。
できあがったスープは見事な味に仕上がっていて、何も知らない家人は感激してしまった。旅人はスープのできる石を家人に預けると、また旅立っていった。
(Wikipediaより引用)
(写真はひまわり畑なのですが、走行中の車中から撮ったので美しさが伝わりきらなくってごめんなさいな一枚…)
無い無いと思っているところから、
実はすごい美味しいスープができる。
少しずつ持ってるものを出し合い、分け合うだけで、みんなで喜びも分かち合うことが出来る。
そんなメッセージが込められている石のスープのお話。
わたしたちになぞらえて、
教えてくださいました。
無い、のではなく、じつは有る。
とにかく、地元でやろう!と決めたのならば、その後につながる。
たとえば
前回の記事で書いたこと
お米について例えてみますが、
お米の自給率100%を目指すと決めたなら、
食べる人が鎌を持てば、
たとえば
150〜160haの土地をみ〜んなで田植え、草取り、稲刈り、するとして…
1人3〜4時間くらいの作業で1年間分のお米は刈り取れる…と、
具体的な数字、道筋も自然とクリアになってきます。
(なんか、自分にも出来そうな気がしてくる!!みんなと一緒なら!!)
さて、メノビレッジ長沼さんでの昼食。
これが、自給率100%のランチです!!!
なんて豊かなんでしょう…!!!
たくさんの仲間のみなさんと一緒に、いただきました。
たくさんの仲間がいるから、
たくさんの食材と、たくさんの献立。
たくさんの人と繋がるって、
やっぱり、豊かさの源泉だと思います。
美味しかったなぁ…。(しみじみ)
スコーンも、焼きたて!
もちろん小麦粉も自給してます。
こんな美味しそうな写真ばっかり上げて、
きゃー、わたしも食べたいわん!
と、思ったみなさん!
安心してください!笑
レイさんと明子さんが奄美に来る10月下旬のイベントでは、この自給率100%の食卓を実際に感じてもらえるようなものにしようと企画してます。
(つまり、ごちそうを用意するつもりで準備してます!)
ぜひ奮ってご参加くださいませ!
《お問い合わせはお気軽にどうぞ!》
amani.csa@gmail.com
ワクワクすること、何か出来るね!と思えることを大事に
自分がそれぞれの立場で無理なくできることで
地域、未来に良いことのために貢献出来て、なおかつ、
中心に楽しみやワクワクがあること。
それで繋がりが出来上がっていくこと。
そんな人たちの集う町になること。
楽しいアイデアをみんなで出し合って、
このプロジェクトをみんなのものにしていきたいという想いで活動しています。
9月25日(日)
今回の北海道視察の報告と、
奄美大島CSAプロジェクトの概要や規約について、
11月に行われる北海道視察ツアーの参加についてのあれこれ、
を
話し合える機会に出来ればと思っています。
場所や時間は追って報告します!
前回のアンケート用紙に
連絡先を明記していただいた方には
こちらから改めて連絡しますので、もう少々お待ちくださいませ(^.^)☆
この奄美大島CSAプロジェクトは
常に開かれてる会になってますので、
初めましての方も、いつでも、いつからでも、好きなタイミングで自由にご参加ください!
わたくし泰山が、
ハートをオープンにして、
お待ちしています。
\お仲間募集中です!/
お問い合わせはお気軽に!
奄美大島CSAプロジェクト
amani.csa@gmail.com
北海道で見てきたこと①
メノビレッジ長沼さんでの視察で、
拝見させてもらったり、お話をうかがったあれこれを書いていこうと思います。
【奄美大島にとって良いことをするということを共通の目標にする】
とにかく、
つくる人もたべる人も、この理念を大事に、フェアにつながるチームになりたいと思います。
奄美大島にとって良いこと、となると、
本当に多岐にわたるアプローチが出来ると思います。
生きるという営みの全部が繋がっているから、どうしても壮大になってしまいますが、
実際にやることはコツコツと、少しずつ、一歩一歩積み重ねていこうと思います。
じわじわと、島に住む人の幸福度が上がっていけるような取り組みにしたいと思ってます。
レイモンドさんとの打ち合わせでも、
はじめから全部は一気に出来ないから、
はじめは1つのプロジェクトを上手くやって、絆を深めていくように長いスパンでやっていくことが大事とお話してくださいました。
さて、
今回のCSAのこととは少しズレるかもわからないのですが、大切に思ったことを今回は書いていきたいと思います。
奄美大島で栽培が盛んな作物は、
それから
たんかん、パッションフルーツ、すもも、マンゴー、などの果物
になると思います。
これらは主に、内地に向けてのものが多いように思います。
島に住んでる人は普段、
毎日パッションやマンゴーか食卓に並ぶかといえばそうではないですよね、、
(たんかんは、季節になれば毎日食べるでしょうか?)
島を豊かにするためにまず1番はじめに取り組まないといけないのは
主食となるお米の栽培だとレイモンドさんはお話してくださいました。
砂糖や果物をいくら作っても
主食ではなく嗜好品である以上
食べる量はそんなに多くないです。
減反政策のこと、
そこからの流れで田んぼできる土地が少ないこと
奄美の米は美味しくないこと?
(かつて、そうだったとお義父さんは言っていましたが…品種を工夫すれば美味しいお米にありつけるのでしょうか?)
色んな理由があるのだと思いますが、
もし、島で暮らす人の主食であるお米を島内で自給することができたら、
どれだけ、島外に流れていたお金がわたしたちの元に流れるのでしょう。
幸せの経済学でも取り上げられていましたが、地元にとどまったお金はそのあと3回地元を駆け巡り、その町の経済効果は数倍にもなるそうです。
今回の北海道視察で感じたことは
とにかく一次産業が充実していれば
二次産業、三次産業…と、数珠つなぎに発達していくということです。
1番大切な一次産業に携わる人たちを支えることで、自然と地元に仕事が増え、雇用が増え、人が増え、お店やサービスが増えて、すてきな町が出来ていき、
ぜんぶが循環していく…
そんな、夢のようなことを、
本気で夢みて一歩一歩歩んでいけたらと思いました。
お仲間募集中です!
お問い合わせはお気軽に!
奄美大島CSAプロジェクト
amami.csa@gmail.com
メノビレッジ長沼へ
奄美大島からメノビレッジ長沼さんをたずねて北海道に来ています。
来月10月下旬に
レイモンドさん(以下レイさん)と明子さんを奄美にお招きして、
2度目となるお話会についてのご相談と
11月には奄美CSAプロジェクトのメンバーでメノビレッジ長沼さんの取り組みを拝見するために北海道に遠征する下見兼打ち合わせです。
当たり前ですが
北海道は奄美大島と全く違って
(そりゃそうだ)
広大な敷地がどこまでも広がり、
視界を遮るものが本当に少なく
大地は植えられた作物によりパッチワークのように美しくカラフルに彩られています。
(レイモンドさんと、メノビレッジ長沼を山の中腹から眺めているところ)
(加工できる場所)
お忙しい時期だというのに、
丁重にもてなし、対応してくださったメノビレッジ長沼のみなさんには本当に感謝しています。
CSAをこれからゼロベースから創り上げていくにあたり、
わたしたち運営側は
つくるひと、たべるひとの
中間の役割を担っていきます。
そんな中で
とにかく
【奄美大島にとって良いことをするということを、共通の目標にする】
という、
柱になる、大事なコアの部分を確認できました。
これから少しずつかもしれませんが
今回の視察で学んだことをこちらのブログでシェアしたいと思ってます。
(伝えたいことはとにかく盛りだくさん!わたしの文章力が対応できるかどうか!!)
せっかくの機会で感じたこと、
1人でも多くの方に届きますように
がんばります!
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